MLBチームの地図で楽しむ!全30球団の配置とリーグ構成をわかりやすく解説

MLBチームの地図で楽しむ!全30球団の配置とリーグ構成をわかりやすく解説
MLBチームの地図で楽しむ!全30球団の配置とリーグ構成をわかりやすく解説
大谷翔平とMLB最新情報

メジャーリーグ(MLB)の試合をより深く楽しむためには、各チームがアメリカのどこに位置しているのかを知ることが第一歩です。広大な北米大陸に点在するチームの場所を把握すると、対戦カードごとの移動の大変さや、応援しているチームのライバル関係がより鮮明に見えてきます。

この記事では、MLBチームを地図で確認しながら、リーグ構成や各エリアの特徴をやさしく解説します。これから現地観戦を計画している方はもちろん、日本からテレビやネット配信で応援しているファンの方も、地理的な知識を深めることで野球観戦がもっと面白くなるはずです。

MLBチームの地図で見る全30球団の基本構成

メジャーリーグは全30球団で構成されており、アメリカ全土(およびカナダの1都市)に広がっています。まずは全体の枠組みを理解するために、リーグ分けと地区分けの仕組みを整理しましょう。地図上の配置は、単なる場所の違いだけでなく、レギュラーシーズンの対戦カードの多さにも直結しています。

アメリカン・リーグとナショナル・リーグの2リーグ制

MLBは「アメリカン・リーグ(ア・リーグ)」と「ナショナル・リーグ(ナ・リーグ)」の2つに分かれています。それぞれ15球団ずつ所属しており、歴史やルールにわずかな違いがありますが、現在は両リーグとも指名打者(DH)制を採用しているため、試合形式に大きな差はありません。

以前はリーグ間の交流戦(インターリーグ)が限られていましたが、現在は全チームが他の29球団すべてと対戦するスケジュールになっています。それでも、同じリーグ内での対戦数は多く設定されており、ポストシーズンへの切符を争う上での主戦場となります。

東西中に分かれた「3地区制」の仕組み

各リーグは地理的な場所に基づいて「東地区」「中地区」「西地区」の3つに分けられています。1地区につき5球団が所属しており、これがMLBチームの地図を理解する上での基本的なユニットとなります。同じ地区のチーム同士は対戦回数が多く、必然的に激しいライバル関係が生まれます。

例えば、ニューヨーク・ヤンキースとボストン・レッドソックスは同じア・リーグ東地区に所属しているため、シーズン中何度も顔を合わせます。移動距離を抑え、ファンの関心を高めるために、地理的に近いチームが同じ枠組みに集められているのが特徴です。

唯一のカナダ拠点!トロント・ブルージェイズ

30球団の中で唯一、アメリカ国外に本拠地を置いているのがトロント・ブルージェイズです。カナダのトロント(オンタリオ州)に本拠地ロジャーズ・センターを構えており、ア・リーグ東地区に所属しています。地図で見ると、ニューヨークやボストンといった東海岸の主要都市に比較的近い位置にあります。

カナダ唯一のチームとして、国を挙げての応援を受ける特別な存在です。国際試合のような雰囲気があるのもブルージェイズ戦の魅力の一つと言えるでしょう。観戦時にはパスポートが必要になるなど、他の遠征とは異なる特別な準備が必要なチームでもあります。

2025年現在の最新リーグ・地区分け一覧表

ここで、全30球団がどのリーグ・地区に属しているのかを表で確認してみましょう。自分の好きな選手がどの位置にいるのかを把握するのに役立ててください。

リーグ 東地区 中地区 西地区
アメリカン ヤンキース
レッドソックス
オリオールズ
レイズ
ブルージェイズ
タイガース
ガーディアンズ
ホワイトソックス
ロイヤルズ
ツインズ
アストロズ
レンジャーズ
マリナーズ
エンゼルス
アスレチックス
ナショナル ブレーブス
フィリーズ
メッツ
マーリンズ
ナショナルズ
カブス
カージナルス
レッズ
ブルワーズ
パイレーツ
ドジャース
パドレス
ジャイアンツ
ダイヤモンドバックス
ロッキーズ

アスレチックスは、2025年シーズンから暫定的にサクラメントを本拠地とし、数年後にはラスベガスへの移転を予定しています。地図上の位置が大きく変わるため、最新情報のチェックが欠かせません。

東海岸エリア:伝統と大都市が密集する激戦区

アメリカ東海岸は、メジャーリーグの歴史が始まった場所と言っても過言ではありません。このエリアにはニューヨークやボストンといった世界的な大都市が集中しており、チーム間の移動距離が短いのが特徴です。その分、ファン同士の対抗心も非常に強く、毎試合が熱気に包まれています。

ニューヨークとボストンを結ぶ黄金のライバルルート

ア・リーグ東地区には、MLB屈指の伝統を誇るヤンキースとレッドソックスが鎮座しています。両チームの本拠地は約300キロメートルほどしか離れておらず、電車やバスで簡単に移動できる距離にあります。この近さが、100年以上にわたる激しいライバル意識を育んできました。

地図上で見ると、ニューヨークにはヤンキース(ア・リーグ)とメッツ(ナ・リーグ)の2球団があります。同じ街に2チームあるため、「サブウェイ・シリーズ」と呼ばれる交流戦は大いに盛り上がります。東海岸の観戦は、限られた時間で複数のスタジアムを回るのに最適なエリアです。

ワシントンD.C.からフィラデルフィアへの南下ライン

ナ・リーグ東地区に目を向けると、首都ワシントンD.C.にナショナルズ、ペンシルベニア州にフィリーズが位置しています。これらもまた、東海岸の主要都市を縦断する「アムトラック(全米鉄道旅客輸送公社)」の路線沿いにあり、アクセスが非常に良好なのが魅力です。

特にフィラデルフィアのシチズンズ・バンク・パークは、熱狂的で少し「厳しい」ファンが多いことで知られています。ボルチモアにあるオリオールズの本拠地も含め、この一帯は車や電車で2〜3時間圏内に球場が点在しているため、観戦ハシゴを楽しむファンにとっては天国のような場所と言えるでしょう。

南端のフロリダに位置する2球団の特徴

東地区所属でありながら、地図上ではるか南に位置するのがフロリダ州の2球団です。マイアミ・マーリンズとタンパベイ・レイズです。他の東地区チームが冬の寒さに悩まされる中、フロリダは常に温暖(あるいは酷暑)な気候に恵まれています。

マーリンズ・パーク(ローンデポ・パーク)は開閉式屋根を備えており、スコールや暑さ対策が万全です。レイズの本拠地トロピカーナ・フィールドも完全ドーム型となっています。地理的に離れているため、東地区の他チームがフロリダへ遠征する際は、飛行機での長距離移動が必要になります。

東海岸エリア(特にボストン、ニューヨーク、フィラデルフィア、ボルチモア、ワシントンD.C.)は、野球ファンなら一度は体験したい「ボールパークの密集地帯」です。

中地区エリア:広大な平原と歴史ある工業都市のチーム

中地区は、アメリカの「ハートランド(心臓部)」と呼ばれるエリアに位置しています。五大湖周辺の工業都市や、ミシシッピ川沿いの歴史ある街に本拠地を置くチームが多く、地域密着型の熱心なファン層が特徴です。地図で見ると、東海岸よりもチーム間の距離が広がり始めます。

シカゴを拠点とする歴史的な2球団

中地区最大の都市はイリノイ州シカゴです。ここにはカブス(ナ・リーグ中地区)とホワイトソックス(ア・リーグ中地区)の2球団があります。特にカブスの本拠地リグレー・フィールドは、1914年に開場したメジャーで2番目に古い球場として、聖地のような扱いを受けています。

ホワイトソックスのギャランティー・レート・フィールドはシカゴの南側にあり、古き良きリグレーとは対照的な雰囲気を持っています。シカゴを拠点にすれば、同じ街で2つのリーグの試合を楽しめるだけでなく、車を数時間走らせればミルウォーキー(ブルワーズ)へもアクセス可能です。

五大湖周辺のデトロイトとクリーブランド

ア・リーグ中地区には、自動車産業で知られるデトロイトのタイガースや、オハイオ州のクリーブランド・ガーディアンズが属しています。このエリアは「ラストベルト(錆びついた地帯)」とも呼ばれますが、野球への情熱は極めて高く、特にガーディアンズは堅実なチーム作りで知られています。

ミシガン州やオハイオ州は冬の訪れが早く、シーズン序盤や終盤には雪の中で試合が行われることも珍しくありません。地図上で北側に位置するこれらの都市では、寒さも試合の演出の一部となります。防寒対策をしっかりして、地元ファンと一緒に熱い声援を送るのが中地区観戦の醍醐味です。

ミシシッピ川沿いのセントルイスとカンザスシティ

さらに西や南へ目を向けると、ミズーリ州の2球団が見えてきます。セントルイス・カージナルスは、全米でも屈指の野球人気を誇る伝統校のような存在です。常に上位を争う強さと、野球を熟知した「全米一のファン」がいることで知られています。

一方、州の反対側に位置するカンザスシティ・ロイヤルズは、噴水が美しいカウフマン・スタジアムを本拠地としています。中地区は移動手段が車や飛行機に限定されがちですが、それぞれの都市が独自の野球文化を大切にしており、訪れるたびに新しい発見があるエリアです。

中地区の代表的なチームと本拠地

・シカゴ・カブス(イリノイ州シカゴ)

・セントルイス・カージナルス(ミズーリ州セントルイス)

・デトロイト・タイガース(ミシガン州デトロイト)

・ミネソタ・ツインズ(ミネソタ州ミネアポリス)

西海岸・内陸エリア:多様な気候と過酷な移動距離

西海岸エリアは、日本人選手が多く所属することもあり、私たちにとって最も馴染みの深い地域かもしれません。カリフォルニア州を中心に、テキサス、アリゾナ、コロラド、ワシントン州まで広範囲にわたります。このエリアの特徴は、何と言っても「時差」と「移動の長さ」です。

カリフォルニア州に集まる5つの強豪球団

地図上でカリフォルニア州を見ると、南北に5つものチームがひしめいていることがわかります。ロサンゼルスにはドジャースとエンゼルス、サンディエゴにはパドレス。そして北側にはサンフランシスコ・ジャイアンツとアスレチックス(移転予定)があります。

特に南カリフォルニアのドジャース、エンゼルス、パドレスの3チームは比較的近く、観光を兼ねた観戦には最適のエリアです。カラッとした青空の下で楽しむ野球は格別で、大谷翔平選手やダルビッシュ有選手といったスターたちの活躍を間近で見られるチャンスも多い地域です。

テキサス州のライバル:アストロズとレンジャーズ

ア・リーグ西地区に所属しているのが、テキサス州に本拠地を置くヒューストン・アストロズとテキサス・レンジャーズです。地図で見るとアメリカの中南部に位置しますが、リーグ編成の都合上「西地区」に組み込まれています。夏のテキサスは非常に暑いため、どちらの球場も開閉式の屋根を備えています。

アストロズのミニッツメイド・パークは街の中心部にあり、レンジャーズのグローブライフ・フィールドはダラス近郊のアーリントンにあります。この2チームによる「ローン・スター・シリーズ」は、テキサス州のプライドをかけた激しい戦いとなり、州全体の注目を集めます。テキサスの広大さを肌で感じられるエリアです。

ロッキー山脈と太平洋北西部の孤高のチーム

西地区には、他チームから地理的に大きく離れた「孤高の存在」もいます。ワシントン州シアトルのマリナーズは、地図の北西の端に位置しており、遠征のたびに全米一の移動距離を強いられることで有名です。日本との玄関口でもあり、イチロー氏の活躍以来、日本人ファンに根強い人気があります。

また、コロラド州デンバーのロッキーズは「マイル・ハイ」と呼ばれる標高約1,600メートルの高地に本拠地があります。空気が薄いため打球が飛びやすく、メジャーで最もホームランが出やすい球場として知られています。地理的な条件がそのまま試合展開に影響を与える、非常に興味深いスポットです。

西海岸のチームを応援する場合、日本との時差は約16〜17時間(サマータイム時)です。ライブ視聴をする際は、日本の午前中に試合が始まることが多いため、スケジュール管理がしやすいというメリットもあります。

MLBチームの地図を活用した観戦プランの立て方

いつか現地でメジャーリーグを観戦したいと考えているなら、MLBチームの地図を頭に入れておくことで、効率的なスケジュールを組むことができます。広大なアメリカを無闇に移動するのは時間も費用もかかります。賢いファンは、複数のスタジアムを「セット」で訪れる計画を立てます。

西海岸ルート:ロサンゼルス・アナハイム・サンディエゴ

初めての現地観戦に最もおすすめなのが、南カリフォルニアを巡るコースです。ロサンゼルス空港(LAX)を拠点にすれば、ドジャー・スタジアムとエンゼル・スタジアムへは車で1時間程度の距離です。さらに南へ2時間ほど走れば、サンディエゴのペトコ・パークにも到着します。

この3つの球場は、それぞれ全く異なる個性を備えています。伝統のドジャース、家族連れに優しいエンゼルス、そして全米一美しいと言われるパドレスの本拠地。このルートなら、移動の負担を最小限に抑えつつ、最高峰のプレーを満喫できるでしょう。周辺にはディズニーランドや美しいビーチもあり、観光との相性も抜群です。

東海岸・回廊ルート:ニューヨーク・フィラデルフィア・ワシントンD.C.

アメリカの歴史と文化も楽しみたいなら、東海岸の都市間鉄道「アムトラック」を利用したルートが便利です。ニューヨークでヤンキースとメッツを観た後、列車で約1時間半かけてフィラデルフィアへ移動し、さらに1時間半でボルチモア、最後にワシントンD.C.へと繋ぐことができます。

このエリアは公共交通機関が発達しているため、海外での車の運転に不安がある方でも安心です。各都市のスタジアムが街の中心部に近いため、昼間は観光、夜は野球というスタイルを存分に楽しめます。ただし、人気カードはチケット代が高騰しやすいため、早めの予約が必須となります。

インターリーグ(交流戦)と遠征スケジュールの確認

観戦計画を立てる際、もう一つ重要なのが「対戦相手」のスケジュールです。メジャーリーグの公式アプリやサイトでは、全日程が公開されています。自分が行きたい時期に、狙っているスタジアムで「ホームゲーム」が開催されているかを必ず確認してください。

現在は全チームが全球団と対戦するため、運が良ければお気に入りの日本人選手が、あなたの訪れる街に遠征してくるかもしれません。地図を見ながら「この時期はシカゴにいるから、隣のミルウォーキーまで足を伸ばそう」といった柔軟な発想を持つことで、旅の充実度は何倍にも膨らみます。

複数の都市を回る際は、時差による体調変化にも注意しましょう。東から西へ移動すると時間は戻りますが、西から東へ移動すると時間が進むため、想像以上に体に負担がかかることがあります。

MLBチームの地図から広がる野球観戦の楽しみまとめ

まとめ
まとめ

ここまで、MLBチームを地図で俯瞰しながら、全30球団の配置やエリアごとの特徴について解説してきました。メジャーリーグの魅力は、単に試合の内容だけでなく、その広大な国土に根付いた多様な文化や地理的な背景にも深く関わっています。

最後に、この記事の重要なポイントを振り返ってみましょう。

・MLBは全30球団が2リーグ・3地区制で構成されている。

・東海岸エリアは球場が密集しており、伝統あるライバル対決や鉄道移動でのハシゴ観戦に適している。

・中地区は歴史ある工業都市が多く、シカゴなどを拠点とした地域密着の野球文化を体験できる。

・西海岸エリアはカリフォルニアに5チームが集中しており、日本人ファンにとって最もアクセスしやすく人気が高い。

・地図を把握することで、移動効率の良い観戦プランを立てることができ、より充実した旅が可能になる。

地図上で各チームの位置を確認できるようになると、テレビのニュースで流れる「アウェイでの3連戦」という言葉一つとっても、選手たちの苦労やコンディション調整の大変さが想像できるようになります。地理的な知識は、あなたの野球観戦をより立体的で、奥行きのあるものに変えてくれるはずです。

次にメジャーリーグの試合を観るときは、ぜひ傍らに地図を用意してみてください。その一球が、アメリカのどの街で、どんな空の下で投げられているのか。そんな想像を膨らませるだけで、画面越しのスタジアムがもっと身近に感じられることでしょう。

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