メジャーリーグの歴史を塗り替え続ける大谷翔平選手。2025年シーズンは右肘の手術から投手としても完全復活を遂げ、二刀流として再び世界中を熱狂させてくれました。特に打者としては、前年の記録を上回る自己最多のホームラン数をマークし、その勢いはとどまることを知りませんでした。
野球ファンならずとも「大谷翔平の去年のホームランは月別でどうだったのか」と、その驚異的なペースを振り返りたくなるものです。今回の記事では、2026年の視点から昨シーズン(2025年)の本塁打成績を詳しく解説します。月ごとの浮き沈みや、歴史的な量産を見せた時期など、野球観戦がもっと楽しくなるデータをお届けします。
大谷翔平の去年のホームラン数は?月別の推移と合計記録を振り返る

2025年シーズンの大谷翔平選手は、ドジャース移籍2年目としてさらなる進化を見せました。投手としての登板をこなしながら、打席でも圧倒的な存在感を放ち、最終的に自己最多となるシーズン55本塁打を記録しました。ここでは、その驚異的な数字を月別で詳しく見ていきましょう。
2025年シーズンの月別ホームラン数まとめ表
昨シーズンのホームラン数を月ごとにまとめると、特定の時期に爆発的な量産体制に入っていたことがわかります。まずは、全体像を把握するために、以下の表で月別の本塁打数を確認してみましょう。
| 月 | 本塁打数 | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 3・4月 | 7本 | 開幕からの安定した滑り出し |
| 5月 | 15本 | 自己最多タイの月間本塁打を記録 |
| 6月 | 7本 | 投手としての調整と並行しつつ加点 |
| 7月 | 9本 | オールスター前後で再び加速 |
| 8月 | 7本 | 疲れが見える時期もコンスタントに量産 |
| 9・10月 | 10本 | 優勝争いの中で勝負強さを発揮 |
| 合計 | 55本 | キャリアハイを更新 |
このように、月ごとに多少の波はあるものの、全ての月で5本以上のホームランを放っています。特に5月の15本という数字は、メジャー全体を見渡しても際立った成績であり、この時期の活躍がキャリアハイ更新の大きな要因となりました。
自己最多55本を記録した昨シーズンの全体像
2025年シーズンの最終的な成績は、55本塁打という圧巻の結果でした。これは2024年に自身が記録した54本を塗り替える、大谷選手にとって新たな金字塔となります。シーズンを通して打率も高く維持しており、パワーだけでなく確実性も兼ね備えたシーズンでした。
特筆すべきは、ホームランだけでなく打点や得点でもリーグ上位に名を連ねたことです。ドジャースの強力な打線の中で、大谷選手が放つ一発は常にチームを勝利へと導く決定打となっていました。ファンにとっても、毎試合のようにホームランを期待させる、まさに「主役」と呼ぶにふさわしい1年でした。
また、昨シーズンは盗塁数も高い水準を維持しており、パワーとスピードの両輪で相手チームを翻弄しました。ホームラン王争いにおいても常に中心に位置し、最後までライバルたちとハイレベルな競り合いを演じていたのが印象的です。
二刀流復活の中でも衰えなかった打撃の凄み
2025年の最大のトピックは、やはり「投手・大谷」の復活です。前年に右肘の手術を行った影響で、2024年は打者に専念していましたが、昨シーズンはマウンドにも戻ってきました。投手としての登板日は体への負担も大きいはずですが、打撃への影響をほとんど感じさせなかったのは驚異的です。
一般的に、二刀流の選手は登板前後で打撃成績が落ちる傾向にありますが、大谷選手は登板日であっても当たり前のようにホームランを放っていました。投打の両方でトップレベルの結果を残すその姿は、現代野球の常識を再び覆したと言えるでしょう。
周囲からは「二刀流を再開すればホームラン数は減るのではないか」という懸念もありましたが、結果的には自己最多を更新しました。コンディショニング能力の向上と、磨き抜かれた打撃技術が、過酷なスケジュールの中でも失速しなかった理由と言えます。
圧巻の固め打ち!2025年5月に放った驚愕の「月間15本塁打」

シーズンを象徴する出来事として欠かせないのが、5月のパフォーマンスです。この1ヶ月間で大谷選手は15本ものアーチを描き、全米の野球ファンを熱狂の渦に巻き込みました。この「5月の爆発」こそが、2025年の成功を決定づけたといっても過言ではありません。
月間MVPに輝いた「メイ谷」の凄まじい爆発力
5月の大谷選手は、まさに神がかり的な打撃を見せました。月の前半からマルチ本塁打(1試合2本以上のホームラン)を連発し、瞬く間にホームランランキングのトップへ躍り出ました。この凄まじい活躍により、ナショナル・リーグの月間MVPを受賞しています。
ファンやメディアからは、5月を意味する「May(メイ)」と「大谷」を掛け合わせて「メイ谷」という愛称で呼ばれるほどでした。打席に立つたびにホームランを期待させる雰囲気があり、相手投手は投げる場所がないほど追い詰められていました。
特筆すべきは、ホームランだけでなく、得点圏での強さも際立っていたことです。5月は打点も量産しており、チームの月間勝ち越しに大きく貢献しました。ドジャースタジアムだけでなく、敵地でも拍手喝采を浴びる姿は、まさにスーパースターそのものでした。
自身が持つ月間最多記録に並ぶ歴史的な1ヶ月
月間15本という数字は、大谷選手自身が2023年6月に記録した自身の月間最多本塁打記録に並ぶ偉大な記録です。1ヶ月は約30日ですので、2日に1本のペースでホームランを打ち続けていた計算になります。これは、一流のホームランバッターでも一生に一度あるかないかのゾーンに入っていた状態です。
過去のメジャーリーグの歴史を振り返っても、月間15本以上のホームランを打てるバッターは限られています。大谷選手はそれを異なるシーズン、異なるリーグで二度も達成したことになります。この記録が示すのは、彼の爆発力が一過性のものではなく、確固たる実力に基づいているという事実です。
この期間、特に印象的だったのは「甘い球を逃さない集中力」です。相手投手が失投した瞬間に、迷いなくフルスイングでスタンドへ運ぶ姿は、見る者に圧倒的な安心感を与えてくれました。
投打の調整が完璧に噛み合った5月のバイオリズム
なぜ5月にこれほどまでの成績を残せたのか、その理由は精神面と技術面の両方が高い次元で噛み合っていたからだと考えられます。投手としての登板感覚も戻り始め、心身ともに野球を楽しむ余裕が生まれていた時期でもありました。
技術的には、逆方向へのホームランが増えたことが大きな特徴です。強引に引っ張るだけでなく、外角の球を軽々と左中間スタンドへ運ぶ技術が冴え渡っていました。これにより、相手バッテリーは外角へ逃げる配球も使いにくくなり、投球の幅を狭められてしまったのです。
また、気候が暖かくなり、打球が飛びやすくなるシーズンに入ったことも、パワーヒッターの大谷選手には追い風となりました。心技体が完璧なバランスで整っていたことが、15本という驚異的な数字に繋がったのでしょう。
シーズン終盤の強さ!9月に再び加速したホームラン量産劇

シーズンの山場となる9月、多くの選手が疲労困憊となる中で、大谷選手は再びギヤを上げました。優勝争いが激化する時期にホームランを量産できる勝負強さは、彼が真のリーダーであることを証明していました。ここでは、ラストスパートとなった9月の活躍を振り返ります。
優勝争いの重圧を力に変えたラストスパート
9月に入り、ドジャースは地区優勝に向けて激しいデッドヒートを繰り広げていました。プレッシャーがかかる場面こそ、大谷選手の真骨頂が発揮されます。彼はチームが必要とする場面で何度もホームランを放ち、苦しい試合展開を一人で変えてしまいました。
特に下位チームとの対戦だけでなく、ライバルチームとの直接対決で放ったホームランは、チームの士気を大いに高めました。重圧を力に変え、楽しそうにプレーするその姿は、周囲の選手たちにも好影響を与えていたようです。
9月だけで10本のホームランを積み上げたことで、シーズン50本の大台を突破し、さらに自己最多記録への挑戦が現実味を帯びてきました。観客もその歴史的瞬間に立ち会おうと、球場は毎試合異様な熱気に包まれていました。
節目の50号・55号に到達した9月のホームラン詳細
昨シーズンのハイライトの一つは、なんといっても「シーズン50号」の到達シーンです。9月の中旬に放たれたその一本は、打った瞬間に確信できる特大のアーチでした。2年連続で50本の大台に乗せたことは、メジャーリーグの歴史においても非常に稀な快挙です。
さらにシーズン最終盤には、自己ベストを更新する55号ホームランを放ちました。この一本により、ドジャースの球団年間最多本塁打記録もさらに更新することとなりました。記録への期待がかかる中で、しっかりと結果を出す精神力には脱帽するしかありません。
節目のホームランはどれも飛距離が長く、打球速度も異次元の数値を叩き出していました。ファンにとっては、一本一本が忘れられない記憶として刻まれる、ドラマチックな幕切れとなりました。
ポストシーズンへと繋がった勝負強さの秘訣
9月にこれほどまでの活躍ができた背景には、緻密な自己管理とコンディショニングの賜物があります。長いシーズンを戦い抜くために、食事や睡眠、さらには練習メニューまで徹底して管理されていることは有名ですが、その成果が最も出たのがこの最終盤でした。
また、打撃フォームの微調整を欠かさない探究心も理由の一つです。相手チームの分析が進む中で、それに対応するための新たな工夫を常に施していました。相手の裏をかくバッティングができているからこそ、研究されても打たれない強さがあります。
この9月の勢いは、その後のポストシーズンでもチームを牽引する大きな原動力となりました。レギュラーシーズンの最後までフル回転で戦い抜く体力と精神力こそが、大谷選手の最大の武器と言えるかもしれません。
2024年の「54本」と2025年の「55本」を徹底比較

大谷選手の凄さを語る上で、2024年と2025年の2シーズンを比較することは非常に興味深いテーマです。前年に達成した「50本塁打・50盗塁(50-50)」の衝撃も冷めやらぬ中で、さらにホームラン数を上乗せした昨シーズンの価値を紐解いていきましょう。
2年連続50本超えというメジャー史上屈指の偉業
メジャーリーグにおいて、2年連続で50本以上のホームランを打つことは、歴史に名を残すスラッガーでも困難な仕事です。大谷選手は2024年に54本、2025年に55本を放ち、この高い壁を軽々と越えてみせました。この継続性こそが、彼が「現役最強の打者」と呼ばれる所以です。
単発で好成績を残す選手はいますが、相手の研究が厳しくなる翌年にさらに数字を伸ばすのは並大抵のことではありません。大谷選手の場合、常に自分自身の過去の記録がライバルとなっており、それを超えていく姿に世界中が驚嘆しました。
この2年間の合計本塁打数は109本に達し、ベーブ・ルースやバリー・ボンズといった伝説的な打者たちと比較される領域にまで達しています。ファンの間では、もはや「ホームランを打つのが当たり前」という感覚すら芽生え始めています。
打撃専念の2024年と二刀流の2025年の違い
2024年と2025年の最大の違いは、大谷選手が「打者に専念していたか」「二刀流としてプレーしていたか」という点にあります。2024年は右肘のリハビリ期間中だったため、指名打者(DH)として全てのエネルギーを打撃に注ぐことができました。
一方、2025年は中6日などの間隔で先発マウンドに立ち、投手としての役割も果たしながらの出場でした。一般的には、投球による疲労がバッティングのキレを奪うと考えられていますが、大谷選手はその定説を覆し、むしろ二刀流の時の方がリズムが良いことを証明してしまいました。
昨シーズンのデータを見ると、登板した試合やその翌日の試合での本塁打率が意外にも高いことがわかります。投手として試合を支配する感覚が、打席での集中力をさらに研ぎ澄ませているのかもしれません。
2024年:54本塁打・59盗塁(打撃専念シーズン)
2025年:55本塁打・10勝以上(二刀流復活シーズン)
※いずれもドジャースでの記録
チームへの貢献度を示すOPSと打球指標の進化
数字の表面だけでなく、中身に目を向けるとさらに進化が見て取れます。特にOPS(出塁率+長打率)という指標では、2024年も高水準でしたが、2025年はさらに安定感が増しました。これは、四球を選んで出塁する忍耐強さが加わったためです。
また、最新の解析技術(スタットキャスト)による打球データでは、2025年の方が「バレル(安打や本塁打になりやすい打球速度と角度の組み合わせ)」の割合が増えています。つまり、力任せに振るのではなく、より確実に芯で捉える技術が向上しているのです。
ドジャースのチームメイトからも「昨年よりさらに隙がなくなった」と評されるほど、打席での立ち居振る舞いに威圧感が増しました。ホームラン数という結果だけでなく、その過程にある技術の向上が、2年連続の快挙を支えていたのです。
野球観戦をもっと楽しむ!大谷翔平のホームランに注目するポイント

大谷選手のホームランは、ただ遠くに飛ぶだけではありません。そこには最新の科学データや、洗練された技術、そして心理戦が詰まっています。これらを意識して観戦することで、大谷選手の打席がより一層面白くなるはずです。
打球速度と飛距離が生み出す「バレル」の驚異
大谷選手のホームランを語る上で欠かせないのが、圧倒的な打球速度です。昨シーズンも時速190キロを超えるような痛烈な打球を何度も放ちました。打球速度が速いということは、野手が反応する隙を与えず、そのままスタンドまで運ぶパワーがあることを意味します。
また、飛距離についても、130メートルを超える特大弾が珍しくありません。球場の最も深い場所に放り込むパワーは、メジャーリーグでもトップクラスです。打った瞬間に観客が総立ちになるのは、その圧倒的な弾道が「間違いなく入る」と確信させるからです。
観戦時には、ぜひ「打球音」にも注目してみてください。芯で捉えた時の音は、他の選手とは明らかに異なる乾いた高い音が響きます。その音の直後に、白いボールが夜空に消えていく光景は、野球の醍醐味そのものです。
相手バッテリーの配球を打ち砕く「読み」と「対応」
大谷選手がこれほどまでに打ち続けられるのは、パワーだけが理由ではありません。相手投手がどのようなボールを投げてくるかを予測する「読み」が極めて鋭いのです。昨シーズンは特に、自身の苦手としていたコースへの対応力が向上していました。
相手チームは当然、大谷選手の弱点を徹底的に分析してきます。しかし、彼はその分析をさらに上回る対策を講じてきます。例えば、変化球で攻められると予測すれば、あえて一呼吸おいて反応するような工夫を凝らしています。
昨シーズンの月別成績で、一度調子を落とした後にすぐに立て直せているのは、この修正能力の高さがあるからです。打席の中で構えを微調整したり、バットの軌道を変えたりする姿に注目すると、彼の知性派としての一面が見えてきます。
ドジャースタジアムの特性を活かしたホームラン
本拠地ドジャースタジアムは、比較的ホームランが出やすい球場と言われていますが、大谷選手はその特性を完璧に理解しています。特に日中の試合と夜の試合で空気の抵抗が変わることまで意識しているかのような、戦略的なバッティングを見せることがあります。
ドジャースタジアムのライト側には、大谷選手の特大弾を待つ多くのファンが詰めかけますが、彼はファンの期待に応えるかのようにライトスタンドへ運びます。一方で、昨シーズンはセンターからレフト方向へのホームランも増え、球場のどこへでも放り込める広角打法が完成されていました。
地元のファンは大谷選手の一振りに熱狂し、それがチーム全体の勢いを生み出していました。ホーム球場での圧倒的な強さは、彼がドジャースという伝統あるチームの真のスターとして受け入れられた証拠でもあります。
大谷選手のホームランを楽しむ3つの視点
1. 弾丸ライナー:時速180km超えの圧倒的な打球速度に注目
2. 滞空時間:夜空高く舞い上がる、美しいアーチの軌道を楽しむ
3. 打席でのしぐさ:投手の攻め方に対してどう反応しているか観察する
まとめ:大谷翔平の去年のホームラン月別成績が示す進化の証
大谷翔平選手の2025年シーズンを振り返ると、まさに「進化を止めない怪物」という言葉がぴったりな1年でした。右肘手術からの投手復帰という大きな転換期にありながら、打者としても自己最多の55本塁打を記録したことは、並の選手では到底成し遂げられない偉業です。
月別成績を見ても、5月の15本塁打という記録的な爆発や、シーズン最終盤の9月に見せた勝負強さなど、1年を通してファンを飽きさせない活躍が続きました。2024年の「50-50」達成からさらにステップアップし、純粋なホームランバッターとしての格も一段階上がった印象を受けます。
大谷選手が放つ一本一本のホームランは、単なる記録以上の感動を私たちに与えてくれました。2026年シーズンも、昨シーズンの勢いをそのままに、さらなる驚きを届けてくれることでしょう。彼の去年の成績を胸に、今年も球場やテレビの前で、歴史が動く瞬間を一緒に応援していきましょう。


